iCloud の無料版と有料版(iCloud+)の違いは、iCloud有料版?無料版との違い、iCloud+でしかできないこと【2026年版】にまとめています。
家族の写真やバックアップで、無料の iCloud(1人5GB)がいっぱいになってきた。そんなときに検討したいのが、iCloud+ のファミリー共有です。家族の誰か1人が iCloud+ に入れば、その容量を、自分と最大5人の家族で分け合えます。
2026年7月に iCloud+ は値上げされました。家族でまとめると、今いくらになるのか。どのプランを選べばよいのか。結論から紹介します。
結論:2〜3人なら 200GB、4人以上ならまずは 2TB
| 家族 | プラン |
|---|---|
| 2〜3人 | 200GB(月540円) |
| 4人以上 | まずは 2TB(月1,800円) |
2〜3人でも、写真や動画が多い家族は 2TB を選びます。迷ったら、家族が今それぞれ使っている容量を足して、その合計より余裕のあるプランを選びます。50GB もファミリー共有できますが、家族で分けるには小さすぎるので、ここでは選びません。6TB・12TB は、動画をたくさん撮る家族向けです。
値上げ後の料金と、まとめるといくら安くなるか
iCloud+ の料金は、2026年7月17日に約20%上がりました(月額・税込)。
| プラン | 値上げ前 | 今 |
|---|---|---|
| 50GB | 150円 | 180円 |
| 200GB | 450円 | 540円 |
| 2TB | 1,500円 | 1,800円 |
| 6TB | 4,500円 | 5,500円 |
| 12TB | 9,000円 | 11,000円 |
値上げされても、家族がそれぞれ入るより、1つのプランをまとめて共有した方が安く済みます。
- 4人がそれぞれ 50GB:180円 × 4人 = 月720円 → 200GB を1つ共有すると 月540円
- 4人がそれぞれ 200GB:540円 × 4人 = 月2,160円 → 2TB を1つ共有すると 月1,800円
2TB を4人で分けると、1人あたり月450円です。容量も、平均すると1人あたり 500GB。200GB と 2TB のあいだの、個人のプランにはない容量が手に入ります。容量は1人ずつに割り当てられるのではなく、家族で1つの容量を使う仕組みなので、たくさん使う人と少しの人がいても無駄が出ません。
無料でできること、お金を払うとできること
ファミリー共有は、それ自体は無料です。家族のグループを作るだけで、次のことができます。
- 購入したアプリなどの共有:家族の誰かが買ったアプリや本を、ほかの家族も使える
- 探す・位置情報の共有:家族の iPhone やなくした持ち物の場所を確かめられる
- スクリーンタイム:子どもの iPhone の使いすぎを防ぐ時間の制限や、アプリの制限を、親が設定できる
- 承認と購入のリクエスト:子どもがアプリを買うとき、親の承認を求められる
「探す」は、iPhone だけでなく、AirTag を付けた鍵やカバンも探せます。家の鍵のように家族で使う持ち物は、AirTag ごとに「探す」で最大5人と共有できます(相手の承諾が必要です)。
一方、お金がかかるのは、iCloud+ の容量の共有と、Apple のサブスクリプションの共有です。無料の5GBは家族で共有できません。容量を家族で分け合うには、誰か1人が iCloud+ に入る必要があります。
iCloud+ を家族で共有すると、たとえばこんな場面で役に立ちます。
- 子どもの iPhone がいっぱいになった:友だちと撮った写真や動画で、子どもの 5GB はすぐにいっぱいに。家族の容量から使えるので、写真を消して空ける必要がなくなる
- 家族全員の iPhone のバックアップ:5GB ではバックアップしきれない家族の iPhone も、iCloud にバックアップできる。機種変更や、なくしたときにも元どおりに戻せる
- お母さんの iPad とお父さんの Mac:家族それぞれが持っている機器の写真や書類も、同じ容量の中に置ける
iCloud+ のほかに、家族で共有できる Apple のサブスクリプションには、次のものがあります。
| サブスクリプション | 家族での使い方の例 |
|---|---|
| Apple Music | 家族それぞれが、自分の好きな音楽を聴く |
| Apple TV | 家族で映画やドラマを観る |
| Apple Arcade | 子どもがゲームを遊ぶ |
| Apple Fitness+ | 家族それぞれがワークアウトをする |
| Apple One | 上のサービスと iCloud+ をまとめたセット |
Apple Music を家族で使うには、ファミリープラン(月額1,980円)に入ります。
Apple 以外のアプリのサブスクリプションも、アプリが対応していれば家族で共有できます。App Store でアプリのページを開き、下の方の「サポート」の欄に「ファミリー共有」と出ていれば対応しています。
共有しても、家族に見られないもの
iCloud+ を家族で共有して分け合うのは、容量だけです。Apple も、写真や書類などの「プライバシーはそれぞれ守ることができます」と案内しています。他の家族の写真やファイル、iPhone のバックアップは見ることはできません。
設定の画面に表示されるのは、家族それぞれがどれくらい容量を使っているか、という量だけです。
写真を家族と見せ合いたいときは、「iCloud 共有写真ライブラリ」や「共有アルバム」を、自分で選んで使います。位置情報の共有も、自分で選んで使うものです。
それでも手元に置きたいものは
家族と共有しても中身は見られない、と分かっていても、クラウドに置くより手元に置いておきたいものもあるかもしれません。そんなときは、パスワードをかけた USB メモリを使うというテクニックもあります。以下の記事で紹介していますので参考にしてください。
iPhone用にパスワード付USBメモリを作る iPadやMacでも
設定のしかた
設定は難しくありません。iCloud+ に入るのが仮にお父さんだとすると、お父さんの iPhone から家族を招待し、家族はそれぞれの iPhone で招待を承諾するだけです。
ファミリー共有のグループを作り、家族を招待する
お父さんの iPhone で
STEP「設定」→ 自分の名前 →「ファミリー」を開く
初めてのときは「続ける」をタップし、画面の案内に従ってグループを作ります。
家族の iPhone で
承諾のしかたは、登録案内の届き方で変わります。
- メッセージ・メール・AirDrop で届いたとき:届いた登録案内をタップし、画面の案内に従って参加する
- 直接会って招待されたとき:お父さんの iPhone に、家族が自分の Apple Account を入力する。家族の iPhone に出る「許可」をタップし、表示されたコードをお父さんの iPhone に入力する
登録案内を見失ったときは、「設定」→ 自分の名前 →「登録案内」から承諾できます。家族の iPhone は、招待された Apple Account でサインインしておきます。
家族が承諾しないと、グループには入りません。
ここまでで家族のグループはできましたが、容量の共有はまだ始まっていません。
容量を共有するため、iCloud+ を家族と共有する
お父さんの iPhone で
- 「設定」→「ファミリー」をタップする
- 「サブスクリプション」→「iCloud+」をタップする
- 画面の案内に従って、今のプランを共有する
無料の5GBを使っている家族は、これで自動的に家族のプランに入ります。
家族の中に、すでに自分で iCloud+ に入っている人がいる場合は、その人が家族のプランに切り替えるかを選べます。切り替えると、自分のプランの残りの期間の分は払い戻されます。
家族の容量が足りなくなると、家族全員に通知が届きます。そのときは、iCloud+ に入っている人がより大きなプランに変えます。
まとめ
- 家族2〜3人なら 200GB、4人以上ならまずは 2TB(写真や動画が多ければ 2TB)
- 2026年7月の値上げ後でも、家族それぞれが入るより、まとめて共有した方が安い
- ファミリー共有は無料。お金がかかるのは iCloud+ の容量の共有
- 共有するのは容量だけ。写真やファイルは家族に見られない
この記事は、料金やプランが変わるたびに更新します。