AIとのやりとりは、文字を打つより話した方が速く済みます。ところがMacで音声入力をしようとすると、やり方が2つあることに気づきます。Macそのものの音声入力と、ClaudeなどのAIアプリが持っている音声入力です。
私は普段からClaudeを使う機会が多いのですが、ClaudeとMacの音声入力、どちらを使えばよいのか、同じ文章で正確さを比べてみました。
結論:正確さはほぼ互角。違いは癖だけ
同じ5つの文章で比べたところ、正確さはほぼ同じでした。違いは、文の終わりの「。」や英字の前後の空白といった癖だけです。
- Claudeのチャット欄で話すなら:⌘+D(Claudeの音声入力)
- ほかのアプリでも同じ操作で使いたいなら:地球儀キーを2回(Macの音声入力)
Macの音声入力は2つある
| Macの音声入力 | Claudeの音声入力 | |
|---|---|---|
| 始め方 | 地球儀キー(fn)を2回押す(設定で変えられる) | チャット欄のマイクのアイコン、または ⌘+D |
| 設定の場所 | 「システム設定」→「キーボード」→「音声入力」 | Claudeの「設定」→「システム」 |
| 使えるところ | 文字を入力できるところならどこでも | Claudeのアプリの中 |
Macの音声入力
「システム設定」→「キーボード」で「音声入力」をオンにすると、地球儀キーを2回押すだけで、どのアプリでも音声入力ができます。対応する言語では、読点や句点を自動で入れてくれます。話すのをやめて30秒たつと、自動で止まります。
Claudeの音声入力
Claudeのデスクトップアプリでは、チャット欄のマイクのアイコンを押すと、Claudeの音声入力が始まります。マウスに手を伸ばさなくても、⌘+D で始められます。これは何も設定しなくても使えます。
Claudeの「設定」→「システム」には、声に関わるショートカットとして「音声ショートカット」と「ディクテーションのショートカット」があります。どちらも話して入力するもののように見えますが、働きが違います。
- ディクテーションのショートカット(⌘+D):入力中のチャットで、音声入力を始める・止める。何も設定しなくても使える
- 音声ショートカット(既定ではオフ):Claudeが裏にあっても、デスクトップのどこからでもClaudeに話しかける。Caps Lock などを選ぶと使える
試しに音声ショートカットで話してみると、今開いているチャットではなく、Claudeのチャットの新しい会話として始まりました。今のチャット欄で続けて話したいときには向きません。チャット欄での音声入力なら、⌘+D だけで足ります。
同じ文章で比べてみた
Claudeのチャット欄に、次の5つの文章を、Macの音声入力(地球儀キー2回)とClaudeの音声入力(⌘+D)で話しました。数字、同じ読みの言葉、英語の製品名など、音声入力が間違えやすいものを混ぜています。マイクは、AppleのEarPods(マイク付きの有線イヤホン)をMac miniのイヤホンジャックにつないで使いました。「てん」「まる」とは言わずに、普通に話しています。
文章と結果
1. Mac miniでClaude Codeを使うときは、F8キーではなく地球儀キーを2回押して音声入力を始めます。
- Mac:Mac miniでclaudeコードを使うときは、F8キーではなく、地球儀を2回押して音声入力を始めます
- Claude:Mac mini でクロードコードを使うときは、F8 キーではなく地球儀キーを2回押して、音声入力を始めます。
2. 2026年に買ったMac miniは、10ギガの有線LANとUSB-Cのポートを5つ備えていて、3.5ミリのイヤホンジャックも付いています。
- Mac:2026年に買ったMac miniは10ギガの有線LANとUSB Cポートを5つ備えていて、3.5ミリのイヤホンジャックも付いています
- Claude:2026年に買った Mac mini は10ギガの有線 LAN と USB ポートの5つ備えていて3.5ミリイヤホンジャックも付いています。
3. 昨日試した機能は、意外にも音声入力以外の場面で役に立ちました。
- Mac:昨日、試した機能は、意外にも音声入力以外の場面で役に立ちました
- Claude:昨日試した機能は意外にも音声入力以外の場面で役に立ちました。
4. HyperX SoloCast 2とShure MV6では、どちらが音声入力に向いているのでしょうか?
- Mac:ハイパーXソロキャストツーとシュレムV6ではどちらが音声入力に向いてるのでしょうか?
- Claude:ハイパー X ソロキャスト2とシュレ MV6 ではどちらが音声入力に向いているのでしょうか
5. AIとやりとりするときに毎回キーボードで打つのは面倒なので、デスクに小さなマイクを置いて、話しかけるだけで済ませたいと考えています。
- Mac:AIでやりとりするときに、毎回キーボードで打つのは面倒なので、デスクに小さなマイクを置いて話しかけるだけで済ませたいと考えています
- Claude:AI とやり取りするときに毎回キーボードで打つのは面倒なので、デスクに小さなマイクを置いて話しかけるだけで済ませたいと考えています。
比べた結果
| Macの音声入力 | Claudeの音声入力 | |
|---|---|---|
| 数字(2026年、10ギガ、3.5ミリ など) | すべて正しい | すべて正しい |
| 同じ読みの言葉(昨日/機能、意外/以外) | 正しく書き分けた | 正しく書き分けた |
| 聞き漏れ・取り違え(5文で) | 3か所(「キー」が抜けた など) | 3か所(「USB-C」の C が抜けた など) |
| なじみの薄い製品名 | 「ハイパーXソロキャストツー」 | 「ハイパー X ソロキャスト2」 |
| 文の終わり | 「。」が付かない(「?」は付いた) | 「。」が付く(「?」は付かなかった) |
| 英字の前後 | 空白なし(Mac miniで) | 空白が入る(Mac mini で) |
数字と同じ読みの言葉は、どちらもまったく問題ありませんでした。聞き漏れも、5つの文章でどちらも3か所です。
違いが出たのは癖の部分です。Macの音声入力は、1文だけ話して止めると「。」が付きません。Claudeの音声入力は、英字の前後に空白を入れます。製品名は、どちらも英字にはならず、カタカナで書かれました。Claudeの方が、型番の数字(ソロキャスト2の「2」)は正しく拾えています。
使い分けのコツ
- Claudeに話しかけるときは ⌘+D。キーボードから手を離さずに始められて、「。」も付きます
- メールやメモなど、ほかのアプリでは地球儀キー2回。どのアプリでも同じ操作です
- 製品名や英語の名前は、どちらでも崩れやすいので、送る前にさっと直します
AIは多少の書き間違いがあっても意味をくみ取ってくれるので、Claudeに話しかけるだけなら、細かな直しはあまり気にしなくて大丈夫です。
実際に話してみると、思っていたより正確でした。押しやすさでいえば地球儀キーの方が楽に感じますが、Claudeのアプリの中で使うなら ⌘+D の方がしっくりきます。どちらに落ち着くかは、しばらく使い分けてみてから決めようと思います。
マイクも替えてみる
今回はEarPodsで試しました。マイクが口の近くに来るので音声入力には向いていますが、話すたびに着けるのは少し面倒です。Macのデスクで使うなら、置いておくマイクがあると、キーボードとマウスから手を離さずに話しかけられます。
デスクに置くマイクの選び方は、次の記事で紹介しています。