春のシーズン、新幹線で移動する方も増えてくるかと思います。
私は関西方面に旅行に行くことがあり、東海道新幹線を利用します。
新幹線のチケットの手配や乗車まで、スマホやApple Watchだけで済むスマートEXを活用しています。
例えば、新宿から品川で乗り換えて新大阪に向かう場合、すべての改札をスマホやApple Watchをかざすだけ。

そんな便利なスマートEXのサービスや利用方法について解説します。
チケットレス新幹線 スマートEXのいいところ
スマートEXは東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の3つが運営する、紙のチケットがいらないサービスです。
駅で並ばず、ネットで予約、発券できる
駅の券売機や窓口に行かなくても、スマホで好きな時にチケットを予約できます。
紙のチケットはなく、あらかじめ指定した交通系ICがチケットになります。
改札ではSuicaなど交通系ICをかざすだけ
紙のチケットの代わりに、Suicaなどの交通系ICを改札にかざします。
在来線との連絡改札に入るときは、在来線の運賃の精算と新幹線改札入場が一回で処理されます。
対応する交通系ICカードは以下の通りです。
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- manaca
- TOICA
- PiTaPa
- ICOCA
- はやかけん
- nimoca
- SUGOCA
iPhoneやApple Watchをかざすのが楽チン
もちろん、モバイルSuicaなどを登録したiPhoneやApple Watchをかざすこともできます。
プラスチックのICカードがいらないのでさらに便利です。
発車直前までチケットを変更できる
予約したチケットは予約後も自由に変更できます。手数料もかかりません。
予定の変更に柔軟に対応でき、「ちょっと早く駅に着いちゃった」「少し遅れそう」といったときも便利です。
GW、お盆や正月の繁忙期が特に便利
チケットを自由に変更できるメリットは繁忙期に役に立ちます。
新幹線のチケットは基本的には1ヶ月前から予約可能です。
そして、GW・お盆・年末年始は売り切れとなる新幹線も多いです。
ざっくりとした予定の段階でも、売り切れる前に往復チケットを早めに予約して座席を確保してしまえば安心です。
空きの状況を見ながら発車日時の変更を微調整することもできます。
割安のチケットも
早めの予約で割引となる「早得商品」もあるので、早くから予定が決まっている時はぜひ活用しましょう。
スマートEXへの登録
エクスプレス予約との違い
スマートEXと似たサービスにエクスプレス予約というものがあります。
エクスプレス予約は年会費がかかりますが、チケットを安く購入することができます。
頻繁に新幹線を利用する方でなければ、スマートEXで十分です。
スマートEXの登録に必要なもの
- クレジットカード
- JCBのデビットカード・JCBのプリペイドカードも利用できます
- 改札で利用する交通系ICのICカード番号
セキュリティ的にも安全なナンバーレスカードですが、新幹線や航空機の予約で使用するのは少し気になる点があります。
例えば、JR西日本のe5489という、新幹線でない列車の指定席予約のサービスがあります。
このe5489では、ナンバーレスカードを使えない、と注意事項を掲示していたりします。
私は今まで何度もナンバーレスカードで新幹線を利用しているので大丈夫だとは思いますが、どうしても気になるという方はナンバーレスカード以外にしてください。
ICカード番号は発行したアプリで確認できる
iPhoneやApple Watchで交通系ICを利用している場合は、アプリからICカード番号の確認を行います。
例えばモバイルSuicaの場合、カードの発行は「モバイルSuicaアプリ」「ウォレットアプリ」のそれぞれから行うことができます。
ICカード番号の確認は発行したアプリで確認することができます。
モバイルSuicaアプリで発行したSuicaのICカード番号をウォレットアプリで確認することはできません。
スマートEXの登録はWebでもアプリでも
クレカやICカードが用意できたらスマートEXに登録しましょう。
スマートEXの会員登録はWebかアプリから行います。登録方法は以下のサイトで説明されています。
ブラウザから登録
アプリから登録
チケットの予約
アプリが予約しやすいです。使い方で困ることはないと思いますので、予約方法の詳細は割愛します。
予約する際に注意する点を解説します。
座席表から選ぶのが便利
希望の日付や時間、乗車区間を指定して検索するとその時間帯の新幹線を予約することができます。
グリーン車や普通車の窓側通路側など、座席の希望を指定することもできますが、座席表から選ぶとよりわかりやすいです。

交通系ICの指定は間違えないように
予約したチケットはスマートEXに登録している交通系ICのICカード番号とリンクされます。
複数の交通系ICを利用している方は指定先のICが間違っていないか注意するようにしましょう。
私はApple WatchのPASMOをさせています。スマートEXでは次の画像のように乗車IC指定の確認ができます。


新幹線の予約や乗車が楽になるスマートEXの解説をしました。
特にApple Watchで乗車するのが大変便利です。
腕をかざすだけで改札を通ることができます。チケットの出し入れの手間もなく、旅行の時は荷物も多いので楽チンです。紙のチケットのように無くしてしまうこともありません。
そして、柔軟に予約できるサービスですので、たまにしか新幹線を利用しない方こそぜひ利用してみてください。